ホープ・ヴィンヤード リースリング

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房ごとプレスし、ライムやリンゴ、白桃などの豊かな風味と複雑味が混じり合った魅惑的なアロマを持ちます。ジューシーな果実味、蜂蜜、ミネラリックな要素も持ち、円熟により進化した見事な味わいです。 

生産者    グリーンホフ・ヴィンヤード
産地     ニュージーランド/サウス・アイランド
品種     リースリング 100% 
色      白
味わい    辛口
ビオ情報  ビオロジック
年間生産量  3,300本
醸造・熟成  ステンレスタンク醗酵/ステンレスタンク 
受賞歴    
容量     750ml

《生産者情報》

 グリーンホフの単一畑シリーズ「ホープ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン」を口にすると、その精密さと複雑さに圧倒されます。低収量で栽培され、天然酵母を用い樽醗酵・樽熟成を行う、現地では「ワイルド・パンチ」と呼ばれる新たなスタイル。ニュージーランドもワインの多様化が進み、清々しい若草やハーブを想わせるニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランの代名詞ともいえるスタイルとは異なる、この複雑味極まりない「ワイルド・パンチ」なワインからも目が離せません。

 

ワイナリーの設立は1990年。

ワイン造りに強いパッションを抱いていたアンドリュー・グリーンホフ氏とパートーナーであるジェニファー・ウィーラー氏がニュージーランド南島の北部、ネルソンのサブリージョン「ワイメア・プレインズ」で、1970年代から栽培されていた小さな区画を購入したことに始まります。当時ニュージーランドはまだワイン産業の黎明期で、ネルソンで先駆者的なワイナリーが登場し始めた時期でもあります。

現在ベテラン醸造家となったグリーンホフ氏ですが、設立当初はブドウ栽培はもとより、ワイン造りは全くの素人でした。この為、地域の栽培農家や醸造家から学び、何度も失敗を重ね試行錯誤しながらブドウを育て、独自のスタイルを確立していきました。

ワイナリーでは設立当初から「自然栽培」をコンセプトに畑を進化させ、1993年から2000年までの7年間は、ブドウ畑に最適なクローンや品種の植え替えを行いました。この際、ミュラー・トゥルガウとカベルネ・ソーヴィニヨンは産地に適さないとして取り除かれ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、そして複数のピノ・ノワールのクローンが新たに植樹されました。

その後、2008年には完全にオーガニックへの転換を行い、ニュージーランドのオーガニック認定機関であるBio-Gro(ビオ・グロ)の認可を受けました。少しずつ購入してきたブドウ畑は現在11haまで広がり、契約畑4haと合わせた15haの畑全てを管理し、オーガニック農法にてブドウ栽培を行っています。

ワイナリーの使命、それは健康なブドウを育てて質の高い「クラフトワイン」を生み出すことです。この為、醸造面でもできる限り「ハンズ・オフ・アプローチ=人的介入を抑えた醸造」を行うことで、テロワールを最大限に引き出しています。 

こうして生み出されるグリーンホフのワインは、ワイン愛好家はもとより、ワイン専門家からも高い注目を集めています。

 

ワイナリーは常に一つのシンプルな哲学を守ってきました。それは、可能な限り品質の高い果実を育てるということです。最上級のブドウから偉大なワインは生まれるのです。グリーンホフでは除草剤、殺虫剤、殺菌剤、可溶性肥料などは一切使用せず、オーガニック農法でブドウを育てます。この栽培方法は全ての畑に対して、剪定からキャノピー・マネージメント、手摘みまで非常に細かいケアが必要とされるアプローチです。

高品質なブドウを前提として、テロワールが反映されたその特徴を可能な限りワインに残すように、畑での低収量と現場主義を徹底し、醸造面では個々の小さなロットごとに緻密なワイン造りを行います。そうすることで畑の個性とブドウ品種、ヴィンテージの特徴を表現します。そして畑とワイナリーでの作業は相互に関係し、共に革新的でありながら直観を大切にしたアプローチを重要視しています。

こうして、可能な限り手を加えない造りでありながら、醸造家の創造力と直感、クラフトマンシップを最大限に発揮したワイン造りが行われています。これは醸造における永遠の挑戦であり、テーマでもありますが、グリーンホフのワインは毎ヴィンテージ、造り手の影響がどこかしらワインに現れ、ワインはそれぞれの表情を持ち、偶然や必然による影響を受け、複雑な環境のみならず人間の関わりも映し出しています。

主要品種はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、ピノ・ノワールです。それぞれの品種は、クローン選別、区画、仕立て、そして醸造面での意図を映し出します。